あの空の向こう

ゲームとそれ以外の事について書いて行きたいと思います

叢雲にありがとう

新型コロナウイルスの流行。

いつ死ぬかもわからない、そんな世の中になってしまった。

だからこそ、明日急に死んだとしても後悔しないよう、書きたかった記事を書いておこうと思う。

前もMRKMの記事を書こうとして色々な思い出とか、あのクランがどう、あいつがどうみたいな事を綴ったりしていたが、この記事は素直な気持ちや本当の事などを書くつもりだ。

あと、酔っ払ってるのと深夜テンションなのもあるので、その辺はご了承。

 

 

World of Tanksと言うゲームがあった。

2015年の10月2日、「MRKM(叢雲)」と言う名前のクランを作った。

クランを作った理由はありきたりだ。

集団戦をやってみたいから、クラン運営をしてみたいから。

 

なんだけども。

これは表向きの理由。

本当はただ、自分が中心で、ワイワイと何か出来る場所が欲しかっただけだった。

この話はクランのみんなには関係ないので全くしていなかったが、色々あって前に仲良くしていたコミュニティが破綻、その界隈自体にもちょっと嫌気が差していて、リアルの生活もずっと不安定。しかも、この頃はかなり精神状態が良くない時期だった。

何かに没頭して、少しでも苦しい事から逃げたい。そんな風に考えて、やりだしたのがWoTだった。

PCのネットゲームもWoTが初めてで、たぶんもうちょっとネトゲの事やクラン運営の事を知っていたら、MRKMなんて作っていなかったと思う。

なぜなら実力もコネも何もない状態で作るクランなんて成功するわけがないから。

僕は性格的に「どうせ、やっても何も変わらん」って思ってしまう事が多いし、「やったところで」って思う事も多い。

僕がクランを作ったところで、他にもっと良いクランはたくさんある。

僕より上手い人間もたくさんいる。

だから僕がやる必要はない。思い描いたような結果が出なくて傷つくだけだ。

そう思って辞めたに決まっている。

でも、そういう知識が一切なかったから、ネガティブな思考になる前に「やってみるか」って言う感じになったのだと思う。

 

そんなクランだったが、作ってからしばらくは当たり前だが、人が全くいなかった。

身内が数人いるだけ。

まあ、よくある「見切り発車で作って身内だけ集まった日本人クラン」って感じだった。

でも、運が良かったのだと思う。初期のMRKMメンが入ってきくれた。

この2016年の2月を皮切りに、上手く行き過ぎでは?ってくらい人が入ってきてくれて、ついにはスーパーユニカムも集まるクランになった。

もちろん、良い事ばっかりじゃなかったし、内輪揉めや分裂の危機などたくさんあった。

最終的には僕の都合でクラン爆破となってしまったが、見切り発車で作ったコネも経験も腕もない、そんなクランマスターが作ったクランとしては上々。少数ではあるが、一部の人には伝説的なクランとして扱われるまでとなった。

 

みんな、「たまさんだったからついていきましたよ」って言ってくれた。

僕も「当たり前だろー!」って感じで気取っていたけど、本当はみんながいてくれたからこそ、あそこまで出来た。

初期のMRKMメン、中期のMRKMメン、後期のMRKMメン。

クラン活動の差はあれど、どれが欠けても成し得なかった奇跡だと思う。

 

たったCWE2回参加。(当時はCWEとCWCだった)

報奨車両獲得者も、クランの全体の2割程。

アクティブも2部隊が限界。

 

結果だけ見ればなんてことはない。

普通でしょ?どこが奇跡なんだよ。

開拓者DUCEのような100人車両獲得とか言うぶっとんだ話も、帝王RAISEのような圧倒的な強さもなく。

CROWNのような話題性、人気もなく。

ただの中堅クランがそこそこ戦って車両獲っただけでしょって感じなんだけども。

 

でも僕からしてみれば本当に奇跡のような事だったんだ。

集団戦をやれるようになった事とか、車両を取れた事とか、そういうのだけではなく。

常に誰かがWoTをプレイしていて、僕がボイチャに入ればみんなが集まってきてくれて、時には言い合いになったり、怒ったり、ふざけて笑い合ったり出来るあの「MRKM」と言う環境そのものが奇跡だった。

 

2017年の7月、MRKMを潰すときがきて、爆破式をやった。

MASAは途中からずっと泣いてた。

僕も最後は泣いた。

みんな、なんだかんだ居心地が良いって言って、最後までずっといてくれた。

ウイローちゃんはかっこいい動画を作ってくれた。

 

たかだか、WoTって言うネトゲのクランでの、2年経たないくらいの間の出来事だったけど。

本当に、僕のこの糞みたいな人生の中で、思い出しても嫌な気持ちにならなくて、今でもMRKMメンと笑って昔話が出来る、そんな素敵な思い出になった。

だから僕は、ずっとずっとMRKMでの思い出は忘れないでいると思う。

 

もう何年も前の話だけど、あの時間を一緒に駆け抜けてくれたMRKMメン達へ。

 

本当にありがとう。

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